「母国に居る年老いた親を、一緒に住んで日本で面倒をみたい（扶養する）・・。」
このように思っている外国人の方も多くいらっしゃいます。
ただ、日本に住んでいる外国人が、母国の親と日本で一緒に生活するビザ（在留資格）は
形式上、残念ながらありません。
もっとも、特定活動という在留資格で可能となることがあります。
ただし、許可率が非常に低いです。（法務大臣の裁量が大きいのです。）
申請して、許可になる目安の３番目は・・
□日本側に親を扶養できるだけの経済力があること
親を扶養するのですから、今現在の状況より一人増えることになります。
それなりの経済力があることが要求されます。
扶養者の安定した収入、貯蓄、その他資産などを証明します。
どれくらい必要か・・・（現在の家族の人数により）一概には言えませんが年収５００万円
は必要ではないでしょうか。（５００万あれば大丈夫ということではありません。その他の要素との総合的な判断です。）
もちろん、税金関係は未納があってはダメです。
目安の４番目は・・・
□ 親が本国で一人暮らし状態。
原則的に、呼び寄せることができるのは親一人です。
つまり「両親（二人）が健在であれば、お互いで助け合っていけるでしょ？」・・というのが日本政府の考え方です。
目安の５番目は・・・
□呼び寄せる目的が”扶養”である
単に「一緒に住みたいから」「孫の面倒を見てもらいたいから」はダメです。
日本で扶養しなければならない理由、自分が適切な扶養者であることを証明する必要があります。
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