永住ビザ申請の時、年収もチェックされます。
この年収要件は、外国人の状況によって変わります。
(前回からの続き)
永住権の年収要件は、持っているビザ(在留資格)によっても変わります。
■就労ビザ(独身)の場合
就労ビザで働いている外国人(独身)の年収の基準はだいたい300万円です。(東京近郊にお住まいの方)
前述のとおり、住んでいる地域や持ち家がある・・など状況によっては
300万円以下の年収であっても取得の可能性はありますが、
ただ、年収300万円以上あると許可率がアップします。
■就労ビザ+家族滞在のカップルの場合
就労ビザの方と、アルバイトをしている方といったケースでは、
パートナーのアルバイト代は永住権の収入要件に加えることはできません。
理由は、1アルバイトはシフト制だったりして収入額が変わってくることから安定した収入と言えないこと。
2それに、そもそも家族滞在ビザは就労するためのビザではないという観点から
合算はできないとされています。
・・・この組み合わせの場合は夫の収入のみで判断されて、
パートナーの家族滞在ビザ方は一夫のパートナーの扶養に入っている必要があるため、
年収要件は300万円+70万円(扶養家族一人あたり)=370万円以上必要となります。
■就労ビザ+就労ビザの場合
外国人パートナーのどちらも就労ビザの場合は、収入をあわせて計算できます。
例:一方240万円・他方220万円=460万円の場合、
世帯年収460万円で基準の300万円をクリアすることになります。
*家族滞在ビザの場合は、アルバイト代を収入として見てはくれませんが、
就労ビザの場合は世帯年収として見てくれます。
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