観光ビザで来日する外国人は、日本での滞在期間中に就労(報酬を得る働くこと)を行うことはできません。
外国人が日本で就労するには、それぞれの活動内容に合った就労ビザを取得する必要があります。
当然、会社側も、観光ビザで来日した外国人を働かせることはできません。
ただし「採用」することは可能です。
もし観光ビザの外国人を採用した場合、
実際に就労する日までに就労ビザを取得させることになります。
□観光ビザの外国人を採用するメリット・デメリット
・メリット
「より多くの外国人を選考対象にできる」
すでに就労ビザを持っている外国人だけを採用する場合、選考対象となるのは「日本ですでに働いていて、「転職の意思がある外国人」だけになってしまいます。
でも、観光ビザで日本に来ている外国人も採用対象に含めれば、選考の幅は大きくなります。
さらに、外国まで出かけて採用活動をしなくて会社側の負担が少なくなります。
もちろん採用される外国人にとっても、自分が働く場所を直接確認でき、安心感がえられます。
・デメリット
まず、「就労までに時間がかかる」ことです。
すでに就労ビザを持っている外国人なら転職後すぐに働くこともできますが、
新たに就労ビザを取得する場合、就労できるまでに最低でも1か月以上のブランクが生じてしまいます。
また、採用された(観光ビザで来日中の)外国人が(原則として)「一時帰国しなければならない」のもデメリットです。
(観光ビザは滞在期間が短く、多くのケースでは採用後にビザ変更の手続きを始めても間に合いません。)
なお採用が決まった時点で観光ビザに十分な滞在期間が残っているなら、例外的に日本滞在中に就労ビザへの変更が認められる可能性もあります。
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