外国人従業員のいる会社の就業規則の作り方です。
「就業規則は従業員の母国語で作るべき?」
労働基準法上は、就業規則の作成言語について決まりはありません。
日本語のみの就業規則を作ったからといって、必ずしも法律違反となるわけではありません。
ただし、作成した就業規則には「周知義務」があります。
また職場の規則を明確にして、互いに信頼関係を構築するという目的もあります。
つまり、従業員が理解できない就業規則には意味がないということです。
ですから外国人従業員の母国語で作成するかどうかはともかく、少なくともそれらの従業員が十分に理解できる言語で就業規則を作る必要は大いにあるでしょう。
もちろん経営者自身も、そして他の日本人従業員も
就業規則の内容を理解できないといけないので、
現実には日本語で就業規則を作成し、それを外国語に翻訳するという手順が一般的です。
まずは、就業規則の中から
基本的な労働条件、遵守すべき最低限のルール、
違反した場合の懲戒規定など、まずは従業員の身分に
大きく影響する重要箇所を優先して
翻訳・周知するのが良いでしょう。
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